今回は、広島県三次市で電気通信工事業を展開する（株）チュウセツシステムの平田社長にインタビューさせて頂きました。
「自分ひとりの力による新規販路の開拓」をずっと課題視していました。
まず初めに、御社の事業内容についてお聞かせ下さい。
弊社は、従業員８名で電気通信工事業を経営する広島県三次市にある小さな会社です。
ビジネスフォン設置やLANシステム構築、防犯カメラなどの防犯設備からナースコールや徘徊システム設計、施工など
豊富なサービスを２４時間３６５日真心対応で、より理想的なオフィス環境にお役立てできる設備をご提供しております。
また、施工後の安心アフターフォローで多くのお客様に信頼を頂いております。
本格的にネットを活用したマーケティングに取り組み始めた背景を教えて下さい。
これまでは入札案件で新規開拓をしたり、平田社長自らの営業活動で自社をアピールし、関係を大切に維持して新規案件の紹介につなげるための地道な活動を続けてきました。
しかし、平田社長は「自分ひとりの力による新規販路の開拓」に限界を感じ、ずっと課題視していました。
色々と模索していく中、自社の売りや魅力、商品内容がきちんと伝わるようなものを発信するものが必要だと感じ、自社のWebサイトのリニューアルに着手しました。
やはり、肝はホームページにありました。
どういったコンセプトを元にWebサイトのリニューアルを行いましたか？
まず、弊社が提供している「情報システムの設計・施工・メンテナンス」というものはとてもわかりずらい商材です。
誰が見ても瞬時にわかるように、自社の『提供サービス』と『強み』をわかりやすく“言語化”することに注力しました。
“言語化”により同業者との差別化を図ることも併せて注力しました。
また、数多くの取扱商品をネット上で確認できるようにして、当然、スマホ端末にも対応するようにしました。
Webサイトリニューアルと併せて、他に何か施策を行いましたか？
平行してYouTubeへの動画投稿も開始しました。
YouTubeへ投稿する動画は、CMさながらに創り込まれたクリエイティビティ溢れるものとは程遠い、どれも施工現場をスマートフォンで撮影したほぼ編集なしの“素人動画”です。
この“素人動画”をYouTubeへ大量投稿しました。
特に面白味があるわけでもなく、ただ施工現場の作業風景を撮影したものが、果たしてどんな意味をもつのか、半ば半信半疑でしたが
教えてもらったことを忠実に実行しました。
実際に現れた具体的な効果の程はいかがですか？教えて頂ける範囲で結構です。
施工現場を撮影した動画をYouTubeへ大量投稿したことによって
GoogleやYahoo!における検索結果ページの上位表示を実現しました。
結果、見込み客との接触機会増大につながっており、法人客の開拓に結びつけています。
試しにGoogleで、「広島 LANケーブル」と検索してみて下さい。
弊社が上位を独占しているのがお分かり頂けます。
検索結果ページの上位表示を実現したことにより徐々にホームページのアクセス数が伸びていきました。
その後、新規問合せや協業の相談がネット経由で舞い込むようになりました。
まさにYouTube動画施策は、我々小さな会社ならではの戦い方なのです。
今回の施策を通して感じた事を教えて頂けますか？
半ば半信半疑で始めた今回の施策ですが、
この施策に伴う反響を日々肌で感じております。
「自分ひとりの力による新規販路の開拓」をずっと課題視してきた
私にとってまさに理想とした販路の道筋をひとつ発見できたことに高田社長には感謝の気持ちでいっぱいです。
YouTube動画施策の素晴らしい点は、コストゼロで実践できること。
大企業であれば普通、プロが編集したCMさながらの動画を投稿するでしょう。
しかし、作り込まれた動画は見込み客からすると胡散臭い。したがって、素人動画にこそ有利なのだと実感しました。
まさにYouTube動画施策は、小さな会社ならではの戦い方なのです。
今後も今回の経験を活かし、Web施策を取り入れながら顧客づくりに向け邁進していきます。